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2019.04.05

外壁漆喰 《特徴・黒ずみの原因・お手入れ方法》

こんにちは。

 

 

今日は、前回に予告していた外壁の漆喰の特徴と黒ずみの原因、お手入れについてお話します。

 

 

漆喰は塗りたてはもちろん真っ白ですが、多孔質なので表面にどうしてもホコリや土ぼこりなど入り込みます。

 

 

それが黒ずんで見えることもありますし、そのホコリや土ぼこりなどがカビることで黒ずんだりします。

 

ホコリやカビで黒ずんでいるヨーロッパの漆喰壁

それは天然素材の漆喰の自然な姿で、無添加住宅を建てたいとおっしゃる方は、その漆喰の経年変化を楽しんでおられる方が多くおられます。

                                          

 

 

日頃から、自然が作り出す味わいとして無意識に受け入れてお家を育てられているんですね。

 

 

そうして晴れの日は風景になじんでいた黒ずみが、

 

 

曇りの日が続いたり雨が降ると湿気を含み、漆喰が濃い濡れ色になることで

 

 

より浮き上がるようにはっきり見えることがあります。

 

 

これはまた晴れの日が続き、漆喰が乾くと以前と同じような状態に戻ることが多いですが、

 

 

「晴れの日は気にならないけど、雨の日はなんだか気になる」とおっしゃる方がいらっしゃるのはそのためです。

 

漆喰の特徴や黒ずみの原因をまとめると、

 

◆黒ずみの原因は、主に2つあります。

 

①「ホコリ」「砂ボコリ」「排気ガス」などの付着による汚れ。

②「カビ」「藻」「コケ」。 漆喰の表面にホコリや虫の糞、鳥の糞などが外壁の漆喰に付着し、雨水などが当たって湿気を含むと表面にカビが発生することがあります。

 

場所や立地環境によっては、藻やコケが生えることもあります。

 

 

◆黒ずみが起きやすい立地環境

 

お隣が隣接していたり、

が流れていたり、

日陰だったり、

風通しがあまりよくかったりすると、

 

このホコリや土などにカビがはえやすくなります。

 

 

雨垂れのように一部分が黒ずむ事もあれば、壁全体に黒ずむ事もあります。

◆天気による見え方

 

晴れの日は気にならなかった黒ずみが、

曇りや雨の湿気によって漆喰が濡れ、

 

黒ずみが濃く見えることがあります。

 

 

これはホコリで黒ずんでいる場合は

晴れの日が続き、漆喰が乾くと

以前と同じような状態に戻ります。

◆外壁と門そでの黒ずみ方の違い

 

無添加住宅では外壁も門そで同様、漆喰塗りですが、

 

 
外壁よりも門そでの黒ずみが気になるのは、

 

 

お家のように基礎のコンクリート部分と、木造の部分とで縁が切れていないので、

 

 

より地面からの湿気も上がりやすくなるからではないかと思われます。

 

◆お手入れ方法

 

この黒ずみは、3つの方法で軽減させることができるんです。

 

ご自分でお手入れができると、手軽ですし、愛着も湧くとおっしゃられるお施主様がたくさんいらっしゃいますので、ぜひお試しください。

 

 

◇まずは車のタイヤを洗うようなブラシタワシなどと

 

 

黒ずみを軽くこすり洗いしてください。

 

 

初期の段階であれば、これで落ちます。

  

 

 

それでも取れない場合は、

 

 

汚れの原因が「ホコリ」「砂ボコリ」「排気ガス」等の場合

 

「クエン酸」「酢」で汚れを落とす方法、があります。

アルカリ性の漆喰を酸性の成分で溶かし、汚れを取るのです。

 

 汚れの原因が「カビ」の場合

 

◆「塩素系漂白剤(アルカリ性洗剤)」で漂白する方法、があります。

これは塩素でカビを殺菌し、汚れを取るのです。

 

*注意*---------------

*刺激臭がしますのでシックハウス症候群や化学物質過敏症の方はご自身で作業はしないでください。

*広い範囲での作業は、臭い等が問題になることがありますので、必ず近隣に同意を得てから作業してください。

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なんだか漆喰の外壁、門袖ってお手入れがめんどくさそう…、そう思われるかもしれませんが、 その黒ずみも自然のエイジング加工なのです。

 

 

ピカピカの新品には見られない味わいとして、  アンティークになるおうちを育てていく。

 

 

そんな楽しみとして、時にお手入れを取り入れて行っていただければと思います。

 

 

次回は具体的にどうやって黒ずみを取るかの記事をアップしたいと思います。

お楽しみに

 

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