Insulation

断熱材

断熱材

(株)ライブハウスでは、炭化コルクの外断熱工法、炭化コルクとパーフェクトバリアでのダブル断熱工法、
2つの工法をご用意しています。

平成15年、シックハウス対策のために24時間換気システムの義務化が行われたことで、壁や天井内の空気が室内に循環することになったといわれています。断熱材は壁の内側だから影響は少ないのではと思われがちですが、その空気は室内へ流入しているので安全性が求められるのです。炭化コルクとパーフェクトバリアは断熱性と安全な空気を両立します。

炭化コルク

ポルトガルから太陽の贈物。
天然コルク100%の高性能断熱材。

無垢材

炭化コルクはその名の通り、コルク樫の表皮からできて
います。

そのコルクの粒を型にはめ込み、高温の蒸気加熱と圧力
を加えて生産します。

コルク自身のヤニで固形化するため接着剤を使用せず、
まさに天然コルク100%の断熱材です。

その性能はとても優れ、断熱・防音調湿・耐腐食性・防
虫性などの優れた性能を持っています。

「炭化コルク」ができるまで

  • 商品にならない
    コルクを
    集める

  • 蒸し焼きにする

  • ブロックの形に
    固める

  • 倉庫に保管

コルク樫はポルトガル、スペイン、南フランス、北アフリカの地中海沿岸地域に群生しています。
この炭化コルク、ヨーロッパでは塗り壁の下地材として一般的に使われています。

「炭化コルク」の11の特徴

Point
1

断熱性能

1立方メートルあたり4000万個の空気を内包した微細な細胞から構成されている炭化コルクは、一般的に使われるグラスウール並みの優れた断熱性能(0.039W/m・k)を持っています。また、宇宙飛行士の安全確保からスペースシャトルの断熱材としても使用されています。

Point
2

耐火性能

コルクは燃えにくい難燃材です。それを原料とした炭化コルクと不燃材のしっくいとの組み合わせによる相乗効果で45分準耐火仕様の大臣認定を取得しています。わずか12ミリのしっくいを30ミリの炭化コルクの上に塗ったけで、1300度のバーナーで1時間以上あぶっても、その裏の炭化コルクの表面をさわることができるほどの不燃性能と断熱性能が発揮されました。

しっくい壁の耐火実験
(断熱材:炭化コルク)

Point
3

防音性能

炭化コルクには優れた防音性と吸音性があります。(1,000~2,000ヘルツの音を吸音)。また、衝撃吸収性により、音の振動を遮ります。これにより、従来の高断熱・高気密住宅の「音が響く」という弱点を解消します。

Point
4

通気性能

炭化コルクには通気性能があります。そして仕上げ材のしっくいにも通気性能があり内部の湿気が抜けることで、自然に壁体内通気が行われます。

Point
5

防水性能

無添加住宅の外断熱工法では、防水紙を炭化コルクと柱の間に使用しますが、炭化コルクに漆喰を塗っただけでも一般の住宅では十分な防水性能が得られることが、YKKapとの共同実験で実証されています。

Point
6

調湿性能

炭化することでコルクの気泡部分が開き、空気中の水分を吸収したり吐き出したりする性質を持つようになります。乾燥した冬、ジメジメした夏、この炭化コルクが湿気をコントロールし結露の発生を抑制します。

Point
7

防虫性能

コルク樫の木には、虫から身を守るために忌避成分のあるスベリンという物質があり、ぜんそくやアトピーの原因となる虫やダニを寄せつけない住環境を作ります。

Point
8

耐腐食性能

その名の通り炭化したコルクは、通気性、防虫性があり栄養分も無いので長く腐らず、その形状と弾力性を保ち、断熱性能を長期に渡り維持します。

Point
9

空気の浄化性能

炭は冷蔵庫やシューズボックスの臭い取りなど広く使われています。炭化コルクにもホルムアルデヒドやアンモニアを吸着する、空気の浄化性能が備わっています。

Point
10

安全性能

炭化コルクは自らの樹脂で固まる性質を利用しています。100%天然素材。解体時には自然に還る安全な性質で環境破壊の心配もありません。万が一燃えた場合も化学製品のように有毒ガスを発生させず健康被害の心配もありません。

Point
11

持続可能性

コルクのもとになるコルクガシ樹皮は剥いでも9年で再生する、持続可能な天然素材。また、炭化コルクは商品にならないバージンコルクや、ワイン栓に使うコルクの残りなど本来なら廃棄される物を原料とし再資源化しています。

羊毛のように樹皮を剥ぐと9年間で再生します。

パーフェクトバリア

パーフエクトバリアはリサイクルペット樹脂から
できるポリエステル100%の断熱材です。

熱による自然融着で成形しているので、ホルムア
ルデヒドなどの有害物質の揮発の心配がなくシッ
クハウスの原因物質になりません。

一般的な断熱材に今まで欠けていた安全という価
値を追求した、文字通り「赤ちゃんがくるまって
も安全な断熱材」です。

一般住宅はもちろん多くの学校、病院等の公共施
設で使用されています。

板状、綿状など色々なタイプがあり、場所により形状を選んで施工します。

「パーフェクトバリア」の7つの特徴

Point
1

断熱性能

炭化コルク、グラスウールなどと同等の断熱性能(0.035~0.038W/m・k)を有しているので、申し分のない熱効果を発揮。

Point
2

耐火性能

引火点は、木と同じ410℃で自己消化性があり、タバコの火を置いても燃え広がりません。

Point
3

防音性能

すでに車のエンジンルームや、鉄橋用の吸音材として採用済み。 低音域から高音域まで抜群の吸音性を発揮し、気になる生活騒音を漏らしません。

Point
4

通気性能・防湿性能

一般的な断熱材は結露により水分を吸収すると断熱性能が大きく低下しますが、パーフェクトバリアは吸湿性がほとんどなく透湿性に富むため、湿気を吸収して起こるへたりや劣化を防ぎ室内を常に乾いた健康な状態に保ち断熱性能を維持します。

Point
5

防虫性能・耐腐食性能

ポリエステル樹脂は、食虫害、腐敗の心配がありません。そのため防虫剤、防腐剤を使用する必要がないので化学物質による健康被害がありません。また、繊維の絡み合う部分を熱によりしっかりと融着したパンタグラフ構造になっているので、優れた弾力性と耐へたり性があり、仮に100年以上の使用でも断熱性能の劣化はほとんどありません。

Point
6

安全性能

成形は熱のみで行い、一切の化学接着剤を使用していません。ホルムアルデヒドなどの有害物質の揮発がなく、シックハウス症候群などの原因物質となりません。また、環境ホルモンも出さず、万が一燃えてもダイオキシン、シアンガスなどの有毒ガスを出す心配がなく、完全燃焼すると水と炭酸ガスに分解します。手触りも優しく、粉塵が肌に刺さることもありません。万が一吸引しても咳などの自然の人体機能で体外に排出されます。

Point
7

持続可能性

原材料はペットボトルをリサイクルしたポリエステル(PET)樹脂100%。飲料ボトルやワイシャツなど普段から私たちの肌に触れる日用品にも多用されており、更なるリサイクルも可能です。また、製造にかかるエネルギーはグラスウールの約6分の1。そして、パーフェクトバリアを使うと新築1棟で約1トンのCO2を壁に充填したことになり、その状態を建物解体まで保持することで、CO2削減にも一役買っています。

下記は弊社で新築計画中のお施主様宅の条件でのメーカーの断熱性能の計算書です。

該当地域の省エネ基準の0.87w(㎡k)より小さい0.48w(㎡k)という数値が出ました。
基準値よりも小さい値の方が断熱性能が良いことを示します。
つまり、パーフェクトバリアは北海道基準に近い断熱性能を有するという結果が出ました。

Q.なぜ一般的な住宅に使われるグラスウールやロックウールを使わずに、天然素材の炭化コルクとリサイクルペット樹脂のパーフェクトバリアを使用するのですか?

A.グラスウールやロックウールは化学接着剤が使われています。それに対し、炭化コルクは自身の樹脂成分で固まった木の皮。そして、パーフェクトバリアは熱で融着したリサイクルペット樹脂。ともに化学接着剤などの化学物質は使っておらず、頭痛、湿疹、シックハウス症候群などの健康被害の心配がないからです。

グラスウールやロックウールの原材料はグラスウールならガラス、ロックウールなら岩や鉄炉スラグ(鉱石から金属を製錬する際などに出る岩状の物)などからできているので一見安全そうですが、綿あめを作るように細かい繊維状にした後、それを製品として成形するときに化学接着剤が使われます。

その化学接着剤から、シンナーなどの有害物質が揮発し、頭痛や湿疹シックハウス症候群など様々な健康被害をおこす可能性があります。

また、火事が起こると白煙ではなく有害な黒煙が出て吸い込むと死に至ります。実際、火災での死因は一酸化炭素中毒や窒息が最多となっています。断熱材はお家を丸ごと包むため使用面積から考えても、その影響は多大です。

そのことから、新築時、火災時、解体時、いずれにも健康や環境に負荷のかからない炭化コルクとパーフェクトバリアを使用しているのです。

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